2022年4月に初めて利用したZIPAIRですが、その際に機内も綺麗で空いていて、Wi-Fiも完備で値段も安く気軽に利用できてとても好印象でした。
2022年6月から、各航空会社の燃油サーチャージが大幅値上げし、航空券を買うのも躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな中、すでに10月までの航空券の値段が発表されていたZIPAIRは値上げの影響を受けず、お値段据え置きでした。
そのため2022年7月、再度ZIPAIRを利用しましたので、その際の記録をシェアしたいと思います。
就航当初から気になっていたZIPAIR。どうしても乗ってみたかったので、マレーシアへ行く際シンガポール経由で行くことにし、成田〜シンガポール便のZIPAIRを利用してみました。 フルサービスキャリアでもない、これまでのLCCとも違う[…]
ZIPAIRの基本情報

- 正式名称:ZIPAIR Tokyo
- 親会社:JAL(日本航空)
- 機材:ボーイング787−8
- 拠点:成田空港(第1ターミナル)
- 就航地:ソウル、台北、バンコク、シンガポール、ホノルル、ロサンゼルス
成田−シンガポール便
今回利用したのは成田−シンガポール便です。5月時点では週3便でしたが、現時点では増便して週に4往復しています。(2022年8月現在)
成田発:火・水・金・日 15:10発−21:30着(7時間20分)
シンガポール発:火・水・金・日 23:00–7:10+1着(7時間10分)
座席はスタンダード(エコノミークラス)またはフルフラットシートの2種類です。
基本料金には手荷物(7kg)のみしか含まれていません。その他預け入れ荷物、事前の座席指定、機内食などを希望する場合には追加料金が発生します。チェックインの際、今回は小型のスーツケースとショルダーバッグ両方合わせて計量されました。
成田−シンガポールまでのスタンダードシート(エコノミークラス)片道の基本料金が、一番安い時だと18,600円(税込)、フルフラットシートで53,660円(税込)です。
その基本料金に、例えば事前座席指定・機内食・預け入れ荷物23kgをセットで追加するとプラス5,600円になります。(オプションはご自身で個別に選択することもできます)
合計してもかなり安い値段でシンガポールまで行けるので、出発の曜日さえ合えばかなりお得に旅行できますね。
※期間限定で8月末までは週5便に増便しているようです。
選択できるオプションについて
ZIPAIRの基本料金は運賃+税金の価格です。機内持ち込み手荷物7Kgは料金に含まれています。
機内食や座席指定、受託手荷物料金などは追加オプションとなります。
オプションの種類についてご紹介したいと思います。(成田ーシンガポール便)
パッケージ

機内食や受託的物などのパッケージセットになっています。個別で頼むよりも、少し値段がお得になっているようです。
機内食


事前に注文できる機内食です。機内でもカップ麺などの軽食は注文することができますが、上記のような調理が必要なものについては販売していませんので、機内食を召し上がりたい方は事前に注文が必要です。
4月に利用した時はカツサンドを一つ注文しました。

こんな感じでお水とちょっとしたフルーツがセットになっていました。
受託手荷物

受託手荷物の値段です。こちらについては後ほど詳細記載します。
事前座席指定

事前の座席指定も追加料金が必要です。
保険

基本LCCはキャンセルの場合返金はありません。でもこういう時期なので急にコロナ等に感染し、旅をキャンセルしなければいけないこともあるかもしれないため、万が一に備えてキャンセル保険に入ることもできます。値段はその時の購入料金によって変動があると思うので、実際に購入画面でお確かめください。
またそのほかにも、一般的な海外旅行保険にも入ることができるようです。クレジットカードの保険だけでは不安という方は利用できるかもしれません。
以上が追加購入できるオプションとなっています。
今回実際に購入した内容について
それでは私が実際に購入したチケットの内容、オプション等も含めてお伝えしたいと思います。
搭乗したのは2022年7月です。2名で利用しました。座席はスタンダードシート(エコノミー)です。
- 基本料金(運賃+税金) 23,660円×2名
- 機内持ち込手荷物 追加5Kg 2,500円×1個
- 受託手荷物 32Kg 5,500円×2個
- キャンセル保険 4,762円
上記合計で成田ーシンガポール便2名で65,582円(32,791円/人)で購入しました。
購入したのは基本料金が23,660円/1名の日程でした。これには税金と、機内持ち込み手荷物7Kgが含まれています。
機内持ち込み手荷物のみで旅行できる方は23,660円で成田からシンガポールまで行くことができます(片道料金)。2人でも47,320円です。
今回私たちは荷物が多かったので、追加で購入しました。また手荷物もPCなど重さのあるものが多かったので、追加で5Kg購入しました。
また、こんな時期なのでいつコロナに感染するかもわからないため、急遽スケジュール変更が必要になった時に備えてキャンセル保険も念の為購入しました。
機内食については事前に空港のラウンジを利用するつもりだったので、不要としました。
座席も前回同様に空いているのではないかと予想して事前購入はしませんでした。
いざチェックイン!そこで問題発生!?
3時間前にはチェックインカウンターへ向かいました。
チェックインカウンターは成田空港第1ターミナルの北ウイング側になります。夏休み前の時期だったからか、まだ人が少なくて寂しかったです。

チェックインカウンターでは手荷物まで重量をキッチリ計測されますので、結構厳しめです。
機内持ち込み手荷物は追加購入分合わせて2人で19Kg、そして預け入れ荷物は1人35Kgまでの料金を購入したので、2人で70Kg、特大スーツケースと簡易ボストンバッグのようなものに分けてそれぞれパッキングしました。
いざ計量を終えたところでスタッフの方が電卓持ち出して計算をはじめました。
「追加で9,000円になります^^」とにこやかに告げられました。
『・・・?すでに35Kgまでのものを購入してあるのですが・・・』と領収書などを見せながら伝えたところ、
「お荷物ひとつあたりのお値段になりますので、小さいバッグのほうは追加で購入いただく形になります。スーツケース内に荷物が収まるようでしたら、追加料金は不要です。」と。
衝撃の事実です。AirAsiaなどの場合、購入したキログラム数以内であれば何個かに分けても問題ないため、てっきりZIPAIRもそうだと思い込んでいました。また公式サイトで確認した際「預け入れ荷物は5個まで」という記載をみかけたので、5個以内であれば重量内に収まっていたら問題ないのかと思ってしまいました。大失敗です。
本当に勘違いしてしまい、がっかりしてしまった様子を見て、スタッフの方が「まだ手荷物のほうの重量にも少し余裕がありそうですので、一つ手荷物として運んでいただければそちらの分は料金不要にさせていただきます。一つのみ料金いただくことになりますがいかがですか?」と提案してくださいました。
残念ながらスーツケースはすでにパンパンで荷物を詰め込む余裕がなく、仕方なく上記の提案を受け入れることにしました。追加で4,500円です。余計な出費がかかってしまいました。
後日、公式サイトで規定を改めてみてみたところ、

このように記載されていました。「1個あたり」と確かに書いてありましたが、ちゃんと理解できていませんでした。合計5個まで、一番大きい荷物が32Kgまでならよいのかと完全に勘違い&思い込みをしてしまっていました。
規定をよく読んで正しく理解しなければいけないと大反省です。
ちなみに二つとも機内持込手荷物にはできないのかと思ったのですが、機内持込手荷物の規定はこのようになっています。

通常規定サイズ内のものを1人2個まで、追加料金の購入は出発の24時間前までなので当日追加することはできません。
しかもすでに小型のスーツケース一つずつとショルダーを一つずつ持っていました。
それで通常は3つ持ち込むことはできないけれど、(おそらく一つのショルダーがとても小さかったため)今回は例外として一つだけなら機内持込手荷物として持って行ってもよいと判断してくださったようです。
本来9,000円払わなければいけなかったところ、半額で済んだので仕方ないと思うことにしました。
もしこれから航空券のチケットを購入する方は、各社の荷物の規定を熟読することを強くお勧めします。会社によってそれぞれ規定が違うため、思い込みは危険だと今回のことで学びました。
いざ搭乗!

チェックインで予想外のトラブルがありましたが、なんとか無事にチェックインして出国審査を通りました。
少しチェックインカウンターで時間がかかってしまいましたが、搭乗までに時間がありましたので、ラウンジにも寄ることができました。
成田空港第1ターミナルにある【ANA Lounge】が一時期プライオリティパスで利用することができました。 2023年9月よりプライオリティパスの利用が不可となってしまい、とても残念ですが、今回はプライオリティパスを使っ【ANA Loun[…]
ラウンジにてゆったり過ごすことができ、腹ごしらえもして準備万端になったのでいざ搭乗です!
機内の様子

前回4月に搭乗したときに比べたら乗客の人数は少し増えてはいましたが、まだガラガラでした。

前後一列ずつ座席は空いており、私たち2人も3人座席の窓側と通路側にアサインされました。
まだソーシャルディスタンスを余裕で保てるぐらいの搭乗率でした。
機内の詳細な様子については前回の記事に載せていますので、よろしければそちらも参考になさってください。
就航当初から気になっていたZIPAIR。どうしても乗ってみたかったので、マレーシアへ行く際シンガポール経由で行くことにし、成田〜シンガポール便のZIPAIRを利用してみました。 フルサービスキャリアでもない、これまでのLCCとも違う[…]
機内からの眺め
いよいよテイクオフに向けて出発です。

滑走路まではかなり長い時間移動しました。


途中でFLYING HONU(フライングホヌ)も見かけました!いつか乗ってハワイに行きたいです。

いよいよ出発です!

あっという間に空の上です。
今回は機内食は頼まず、機内で寝るつもりでいましたので、エンターテイメント類も楽しむことなく眠りにつきました。
機内はWi-Fiも完備されていて、自分の携帯やタブレットを利用して映画や音楽を楽しむこともできます。
Wi-Fiにアクセスすると、このような画面から機内販売やエンターテイメントに進むことができます。
ここからアメニティ類や簡単な軽食や飲み物を注文することもできます。
注文できるのは写真のような簡単な軽食のみで通常の機内食は事前注文が必要ですのでご注意ください。
シンガポール チャンギエアポートに到着
約7時間弱で無事にチャンギエアポートに到着しました。
ZIPAIRはJALの系列なので、チャンギエアポートではJALと同じ第1ターミナル発着となっています。

4月に比べてだいぶ人が増えた印象でした。前回は遅延のため夜中に到着しましたが、今回チャンギエアポートに到着したのは21:30頃だったので、ジュエル内のお店もまだあいていたり、滝も見ることができました!
まとめ
いかがだったでしょうか。
二度目のZIPAIRの搭乗でしたが、荷物のことで勘違いし大失敗してしまいました。
それでもスタッフさんが優しい対応をしてくださったので、とてもありがたかったです。
今回も機内は乗客が少なめだったので、ゆったり利用できてとても快適でした。
各国の規制が色々と緩和され、海外旅行がますます身近になってきましたが、燃油サーチャージの高騰により航空券を購入するハードルが上がってしまったようにも感じますが、そんな時にZIPAIRは比較的手軽に購入できる価格帯の設定なので、是非選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
ただし、受託荷物を追加購入する際は私のような失敗をされないように気をつけてくださいね。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。