就航当初から気になっていたZIPAIR。どうしても乗ってみたかったので、マレーシアへ行く際シンガポール経由で行くことにし、成田〜シンガポール便のZIPAIRを利用してみました。
フルサービスキャリアでもない、これまでのLCCとも違うZIPAIRとは? 搭乗した際の記録をシェアしたいと思います。
(2022年5月1日更新) 2022年4月1日より、マレーシア・シンガポールが入国を全面解除しました。入国後隔離が不要になりましたので、観光での入国もしやすくなりました。そのため、ずっと我慢していた海外旅行をこの機会に計画される方も多いかも[…]
ZIPAIRの基本情報
- 正式名称:ZIPAIR Tokyo
- 親会社:JAL(日本航空)
- 機材:ボーイング787−8
- 拠点:成田空港(第1ターミナル)
- 就航地:ソウル、台北、バンコク、シンガポール、ホノルル、ロサンゼルス
https://twitter.com/ZIPAIRTokyo/status/1429942276042616844?s=20&t=B3kwcSSU1lVDHqMAEHjDkA
成田−シンガポール便
今回利用したのは成田−シンガポール便です。 現時点では週に3往復しています。(2022年5月現在)
成田発:水・金・日 15:10発−21:30着(7時間20分)
シンガポール発:水・金・日 23:00–7:10+1着(7時間10分)
座席はスタンダード(エコノミークラス)またはフルフラットシートの2種類です。
基本料金には手荷物(7kg)のみしか含まれていません。その他預け入れ荷物、事前の座席指定、機内食などを希望する場合には追加料金が発生します。チェックインの際、今回は小型のスーツケースとショルダーバッグ両方合わせて計量されました。
成田−シンガポールまでのスタンダードシート(エコノミークラス)片道の基本料金が、一番安い時だと18,600円(税込)、フルフラットシートで53,660円(税込)です。
それに例えば事前座席指定・機内食・預け入れ荷物23kgをセットで追加するとプラス5,600円になります。(オプションはご自身で個別に選択することもできます)
合計してもかなり安い値段でシンガポールまで行けるので、出発の曜日さえ合えばかなりお得に旅行できますね。
搭乗レポート
それでは実際に搭乗した時の様子についてお伝えします。
チェックインカウンターは成田空港第1ターミナルの北ウイング側になります。人がとても少なくて寂しかったです。
チェックイン前後に時間があったので、空港内ラウンジを利用しました。
ラウンジについてはこちらの記事を是非参考にしてみてください。
成田空港第1ターミナルにある【ANA Lounge】が一時期プライオリティパスで利用することができました。 2023年9月よりプライオリティパスの利用が不可となってしまい、とても残念ですが、今回はプライオリティパスを使っ【ANA Loun[…]
実際に乗り込む機体です。実はこの日搭乗予定だった機体に不具合があったようでしばらく整備していましたが、最終的には機体自体が変更になりました。そのため15:10発の予定が1時間半ほど遅延しました。
搭乗ゲートも何度か変更になりました。
機内の様子
機内はライトグレーと座席がブラック、アクセントカラーのグリーンでスタイリッシュな印象でした。
実際に乗り込んだ時の様子です。座席は割と後ろのほうでしたが、この日はとっても搭乗人数が少なかったです。
おそらくフルフラットシートを利用していた人はおらず、エコノミークラス利用者も10人いかないくらいでした。
今回は手荷物のみ、基本料金のみで購入したのでチェックインするまで座席がわからなかったのですが、2人で予約していたにもかかわらず、1人は窓側の席、もう1人は真ん中3列シートにアサインされました。
前後も左右もほとんど人がおらず、かなりゆとりをもってソーシャルディスタンスを考えられた座席になっていたようです。
座席は3−3−3でした。シートピッチは一般的な79cmだそうです。そのためよくあるLCCのような窮屈さは感じられませんでした。
また1人3席利用できるような状態だったので、より一層快適に過ごすことができました。
ただし、シートベルトを外してくつろいでいたところ、CAさんからシートベルトは常に着用してほしいと言われました。
シート自体もまだ新しいため、清潔感があってよかったです。ヘッドレストも結構よかったです。
このように足元も結構広いため、ゆったり寝ることもできました。(前の人がいないため)
機内食
今回は機内食を事前に単品で注文しました。
お水のボトルがセットになっています。
今回注文したのはカツサンドでした!三元豚のカツサンド1,100円でした。
他にも牛丼やカレーなど、航空券予約時に事前に機内食は追加料金にて注文可能です。
また機内でも軽食を注文することもできます。
お値段も比較的お手頃でしたので、少し小腹が減ってしまった場合にも気軽に注文できそうです。
座席の設備
各座席にはモニター等は備えられていません。その代わり機内は無料Wi-fiが利用可能になっています。それで各自のタブレットや携帯を利用して各種エンターテイメントを楽しむことができます。写真のようにタブレットを置く場所も備えられています。
機内Wi-fiは割と快適に利用できました。上記のようにフライトレーダーも確認することができたり、映画や音楽を楽しむこともできます。私もiPadで映画を見ながら過ごしました。
また機内販売等も専用の画面から注文することができます。
座席には充電用のACコンセントとUSB電源が備わっていますので、バッテリーも気にせず電子機器を利用することができます。
機内の化粧室
機内の化粧室です。新しいので清潔感があってよかったです。フルフラットシートの方が利用する化粧室はウォシュレット付きだそうですよ。
機内窓の電子カーテン
機内の窓は電子カーテンでした。窓の下のボタンで明るさを調整できるようになっていました。上記の写真は中間くらいの明るさで撮影しました。
シンガポール チャンギエアポートに到着
遅延はありましたが、約7時間弱で無事にチャンギエアポートに到着しました。
ZIPAIRはJALの系列なので、チャンギエアポートではJALと同じ第1ターミナル発着となっています。
チャンギエアポートに到着したのは夜中でしたが、それでもまだまだ人が少なくて、ちょっと寂しかったです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ZIPAIRの初フライトでしたが、乗客が少なかったこともあり、とても快適なフライトになりました。
設備もまだ全体的に新しいので清潔感もありましたし、機内Wi-fiも問題なく利用できてよかったです。
これだけの快適さとサービスのクオリティーで、お値段はLCCクラスの安さなので、私の中では今後のフライトの選択肢の中では結構上位に来そうです。いつかフルフラットシートも是非利用してみたいと思いました。
海外旅行も段々と身近になってきましたが、選択肢の一つとしてZIPAIR検討されてみるのはいかがでしょうか。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2022年4月に初めて利用したZIPAIRですが、その際に機内も綺麗で空いていて、Wi-Fiも完備で値段も安く気軽に利用できてとても好印象でした。 2022年6月から、各航空会社の燃油サーチャージが大幅値上げし、航空券を買うのも躊躇[…]