海外旅行を計画する方も多いですが、その中でも気軽に行けるのが東南アジア圏ではないでしょうか。
東南アジアは物価も安めで移動時間も比較的短いのと、1年中温かい(または暑い)ので荷物も少なくてすむという魅力があると思います。
私もマレーシアを拠点に、近くのタイ・シンガポール・インドネシアなどの旅行に行くことが多いです。
そんな時、3日〜1週間くらいの旅行なら預け入れ荷物なし、手荷物のみで行ってしまうことが多いです。
この記事では、これから旅行を計画している方の参考に、普段私が海外旅行に持っていくものと、パッキング方法などについてお伝えします。
また機内手荷物のみの旅行をおすすめする理由と注意点についてもわかる記事になっています。
なぜ機内持ち込み手荷物のみで行くのか
なぜ受託荷物なしの手荷物のみにしているか、理由はいくつかあります。
- LCCを使うから
- 空港ですぐ動けるから
- 移動が楽だから
- 空港での乗り継ぎが楽だから
おもにこの4つの理由で手荷物のみにしています。
①LCCを使うから
エアアジア・スクート・ジェットスターなどのLCCを使うことが多く、受託荷物があると追加料金を支払うことになるので「節約」が一つの理由です。シンガポールに日本から行く時にもZIPAIRなど使えますね。
ただ手荷物のみの場合、重量には要注意です。特にZIPAIRはかなり厳しく計量されますし、KLIA2出発のエアアジアもかなり厳しく、これまで計量で引っかかっている人をたくさん見ました。
スクートは標準で10キロまでOKです。ジェットスターは基本は7キロですが、予約時のプランによっては10キロまでOKだったりします。
エアアジア・ZIPAIRは7キロですが、もし心配なら追加で事前購入しておくと良いと思います。どちらも手荷物追加は事前予約のみになります。当日カウンターで万が一計量にひっかかると、オーバーした分は預け入れ荷物になってしまい、高額な追加料金を支払うことになりますので、注意が必要です。
②空港ですぐ動けるから
せっかくの旅行、時間を無駄にはしたくありませんよね。
預け入れ荷物があると、その荷物が出てくるまでしばらく待たなければいけないので、時間がかかることがあります。
その点手荷物のみならスーツケース出待ちの人を横目に、すぐにホテルなどへ移動することができますので時間の節約になります!
③移動が楽だから
空港内やホテルまでの移動の時も大きなスーツケースがあると、移動も手間です。
その点手荷物のみなら階段などがあっても移動しやすいです。
Grab利用時も大きいスーツケースがあると、車に荷物が乗るか心配になり、少し大きい車を手配することになるかもしれません。
手荷物のみならその心配もないので、一番安いプランで利用できます。
④空港での乗り継ぎが楽だから
ごくまれにLCCのエアラインを利用した際、通しのチケットではなく、別の会社の飛行機に乗り継ぎをすることがあるかもしれません。
例えば以前にシンガポールまではZIPAIRで行き、その後スクートに乗り換えて移動したことがありました。
その時は預け入れ荷物がある移動だったので、同じターミナルだったにも関わらず、一度入国手続きをして荷物を受け取り、再度チェックイン&荷物の預け入れをする必要がありとても面倒でした。
もしオンラインチェックインを利用できる航空会社で、手荷物のみであれば、こんな時にも入国せずターミナル内でそのまま乗り継ぎすることができ時間の短縮になります。
このような理由からできるだけ荷物を最小限にし、手荷物のみで移動するようにしています。
手荷物のみで行く場合の注意点
手荷物のみで行く場合の注意点について少しふれておきたいと思います。
液体物について
液体物については預け入れ荷物がある場合、スーツケースに入れてしまえば問題ありませんが、手荷物の場合は制限があるため注意が必要です。
これはお土産を買う時にも覚えておかないと、空港でせっかく買ったものを没収されてしまうことにもなりかねません。
例えば化粧品やボディー用クリームやマッサージオイル、瓶詰めのピクルスのような食品、場合によってはジャムなども対象になるかもしれません。
うっかりこういうものをお土産で購入して手荷物で持ち込もうとして空港で没収されている人をよく見かけます。
液体の持ち込みについては下記基準を必ず守るようにしましょう。
各液体物は100ml以内、必ず中身の見える透明なジッパー付きの袋に入れること、そして1人あたり合計で1ℓ以下までとなっています。
その基準を満たしていなければ液体とみなされるものは没収または破棄となってしまいます。
危険物について
また刃物類などの持ち込みについても気を付ける必要があります。
爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、その他人に危害を与え、または他の物件を損傷するおそれのあるもの、刃物類など「危険物」とみなされて機内には持ち込めないものがあります。
詳細は国交相のHPにて解説されているので、そちらをご確認ください。
余談ですが、こんなケースがありました。
私はこのクレイツの折りたたみ式のヘアアイロンを持っていくのですが、海外の空港でX線検査をしたときに職員の方たちが何かわからず、危険物なのかと警戒されてスーツケースを開けて確かめられたことがありました。
実物を見てなお理解ができなかったらしく、説明してやっと理解してもらえました。
つい先日は手荷物にジンバルをいれていました。
こちらについてもスーツケースから取り出し、何に使うものか説明しないとわかってもらえませんでした。
また夫はどうしても釣りがしたくてコンパクトになる釣竿を手荷物に入れたのですが、こちらについては長さを測られました。
確認不足だったのですが、釣竿は分解して60センチ以内に収まるサイズでないと機内に持ち込めないみたいです。
東南アジアではフルーツが安く買えるので、フルーツナイフがあるといいなと毎回思うのですが、ナイフ類はもちろん持ち込めないので、どうしても必要な時は現地で一番安いナイフを購入して、最後捨ててくる感じにしています。
荷物の容量について
機内持ち込み手荷物のみで行く場合、お土産を現地で買いたい場合にはパッキングの時に容量に少し余裕を持たせる必要があります。
はじめから制限重量ギリギリを攻めてしまうと、せっかく気に入ったお土産があっても、重量オーバーを気にして諦めなければいけないということになってしまいます。
それで行きは荷物に少し余裕を持たせておくのがポイントです。
どうしてもたくさんお土産を買いたい!という希望がある場合は、行きは手荷物のみにして、帰りは受託手荷物有りにしておくと良いと思います。
その場合は折りたたみできるチャック付きのボストンバッグなどを持っていくようにして、帰りにはそこに衣類など投げ入れられても問題のないものを入れて預けてしまうのがおすすめです。
そうすれば衣類が入っていたスペースにお土産が入ります。
または液体物などがある場合には、手荷物として持っていったスーツケースごと預けてしまうのも一つの方法です。
チェックイン時に受託荷物を追加購入すると、どうしても高額になってしまうので、お土産を買う予定がある場合は事前に受託荷物分を購入しておいたほうがいいです。
実際に海外旅行に持っていく手荷物
それでは私が海外旅行にいく際、実際に持っていくものをご紹介したいと思います。
①バッグとスーツケースの種類
私の場合は小型のスーツケースとショルダーバッグを愛用しています。
選ぶポイントはとにかく軽いもの、そしてスーツケースは車輪の動きが軽快で静かなものです。
実際に使っているのがこちらのスーツケースの色違いです。
スーツケース自体が重いと意味がないので、できるだけ軽量なのがポイントです。
またこちらは車輪の動きもスムーズで比較的静かで、TSAロックにも対応しています。
このタイプのスーツケースで2Kg以下はかなりの軽量だと思います。そして値段も高すぎないため、バランスが良い商品だと思います。
また夫はキャリーとしてもリュックとしても使える2Wayタイプのものを使っています。
Outdoor Productsのものなのですが、2.4kgとやや重いですが、リュックとして背負ってしまえばあまり重く見えないので、エアアジアの計量でよびとめられにくいという利点があります。
またキャリーとして使った時に、意外とスムーズに動くのもこの商品を選んだポイントです。
リュックだと両肩が結構疲れてしまうと思いますが、キャリーとして使えるのが空港内などでは結構便利です。
ショルダーバッグについては、ナイロン製でポケットがたくさん付いていて、上がチャックで閉まるものを利用しています。
PCを毎回持参するのでPCの入るサイズのバッグです。
こちらもナイロン製を選ぶことで、軽量化を考えています。
長い時間持つことを考えて、ショルダーの紐はできるだけ太いほうが良いです。
街歩きするときにもこのショルダーを使っています。
私の使っているものは販売終了してしまったメーカーのものなので、似たような感じのサイズのものを載せておきます。
また最小限の荷物で移動したい時には無印の1000円くらいのサコッシュを使っています。
サコッシュは二つ組み合わせて使うこともできて結構便利だったのですが、こちらも今は販売終了してしまったようです。
現在販売している中だとこちらが近いかもしれません。↓
②ショルダーバッグの中身
- 財布
- パスポートケース
- MacBook/iPad
- 身の回り品(ハンカチ・ティッシュ・サニタイザー)
- 充電器・ケーブル
旅行用の財布は無印のトラベルウォレットに100均で購入したカラビナ付きチェーンをつけて、それをショルダーバッグにつけて防犯対策しています。
ブランド財布などではなく、海外ではなるべく貧乏に見えた方が安全だと思うので、あまり高価なものを持たないよう心がけています。
パスポートケースも無印のものです。
ここにパスポートやチケット、外貨や海外で使う乗り物用カードなども入れてあります。
③スーツケースの中身
- 服
- 下着
- 化粧品
- 洗面道具
- 部屋着
- 折りたたみバッグ
- 計量器
- ビーチサンダル
- ヘアアイロン
- 超軽量折り畳み傘
- 水着
服は3着くらいを着回す感じにして、シワになりにくい素材のものを選ぶようにしています。
女性であればワンピース3着と羽織物、男性ならパンツ2着+ドライ素材のTシャツ・ポロシャツなど2〜3枚と羽織物いったところです。
下着も洗濯することを考えて3セットあれば十分です。2セットだと万が一乾かなかった時に困るので3セットがおすすめです。
化粧品は無印のポーチにいれています。
一部取り外しができたり、吊るすこともできたり、結構便利でコンパクトにまとまるので気に入っています。
できるだけ持っていくものもシンプルにしています。
ランコムのUVエクスペールBBnを何年も愛用しているので、顔はあまり日焼けせずにすんでいます。
洗面道具類は、歯ブラシ、クレンジング、化粧水、クリーム、シャンプー・コンディショナーなどを持っていきますが、できるだけ試供品でもらうような、コンパクトな使い切りパウチがあればそれを持っていきます。
あとは事前にホテルのアメニティをチェックして、シャンプー・コンディショナーがありそうなら、ホテルのものを利用します。
クレンジングと洗顔料、ボディーソープ、そして洗濯洗剤もかねてマジックソープなどのカスティール石鹸を小さいボトルに詰め替えて持っていきます。
そうすれば色々兼ねているので、一つですんでしまい便利です。
歯ブラシはホテルに備え付けが多いですが、ブラシが大きくて磨きづらいのでコンパクトヘッドのものを持っていきます。
高級ホテルならバスローブぐらいはありますが、安めのホテルだとバスローブもないので、部屋着はあったほうがくつろげます。
行く場所によって、海やプールに入る機会があればは水着&ビーチサンダルセットを持っていきます。
また超軽量折り畳み傘が一つあると、急な雨の時も、強い日差しの時も使えるので便利です。
ヘアアイロンは折り畳みのものを持っていきます。
あと忘れてはいけないのがスーツケースなどの計量機器です。
安いものでいいので、一つあると事前に計量できるのでチェックイン時にドキドキしなくて済みます。(Amazonが安いと思います)
最近はオンラインチェックインが多いので、手荷物のみの場合は計られることは少ないですが、KLIA2のエアアジアなどはイミグレーションに入る前に重さチェックしていますし、ZIPAIRなども結構厳格に計るので要注意です。
パッキングの仕方
だいたい持っていきたい荷物がそろったら、パッキングです。
そのまま詰めてももちろん大丈夫ですが、私は無印のトラベル用収納ケースを使っています。
こちらの2段になっているMサイズのものと、Lサイズのものを使っています。
またこちらのそのまま洗える衣類ケースのLサイズを持っていき、洗濯物を入れてそのままコインランドリーで洗ったり、洗濯物を持って帰るのにも使っています。
無印の収納ケースは軽くていいのですが、1枚あたり1,000円以上するので、もう少し安い物でも十分だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
できるだけ荷物をシンプル&コンパクトにまとめて、次の旅行は手荷物だけで身軽に行くことにチャレンジしてみたくなったでしょうか?
この記事が少しでもみなさんのお役に立てば嬉しいです。